メカメカ期の #ボーンメア杯 を振り返りましょう

 ワタリガラス年2番目の拡張セット「博士のメカメカ大作戦」が発売されてから、33~41回目、合わせて9回のボーンメア杯が開催された。
この記事ではボーンメア杯で活躍したコモンの星たちを振り返っていく。


●ウォリアーの鉄壁、健在――新たな基礎を築く者

 ウィッチウッド環境を定義した強力AoE≪出陣の道≫は健在で、コントロールウォリアーは最も強力なデッキタイプであった。しかしその形も変化する。急襲+≪ギルド募集係≫にとってかわったのは、新カード≪エターニウム・ローバー≫≪兵器プロジェクト≫で最序盤の安定を実現する型であった。ボードを強固に抑えつつ大型挑発の到着を待つ、黄金パターンで盤石の勝利を引き寄せた。



●夢で終わったか?――合体メカ

 拡張の新キーワードとして登場した「超電磁」。その喧伝ぶりとは裏腹にランク戦で輝くことがそれほどなく、ジリアックスが単体で大活躍した拡張であった。
 ではコモンが集まるボーンメア杯ではどうか?≪グロウトロン≫≪ブロンズゲートキーパー≫≪ウォーギア≫を採用したパラディンが見事優勝を果たした。しかしながら全体を通して環境を構成したとは言いがたい。前環境で一定数いたハンターはコモンの超電磁メカ≪ヴェノマイザー≫を得たが振るわず、環境を去った。



●増殖に次ぐ増殖――シャーマンの台頭

 では、メカを打ち砕いたのはどの勢力か? シャーマンである。
≪呪術≫≪スペルブレイカー≫によって超電磁メカを無効化し、積極的にボードを支配した。≪マイクロロボ操縦者≫がミニオンを広げ、≪菌術師≫らお馴染みのカードがそれらを強化する。たとえ除去されようとも≪荒ぶる雨雲≫≪元素反応≫が次の軍勢を用意した。終盤には≪ヴァイオレットヴルム≫がミニオン軍団を残し、とどめの≪血の渇き≫へと繋ぐ。調和のとれた波状攻撃であった。



●ヴドゥ祭来たる――新たなる挑戦者

 メカメカ期のボーンメア杯はシャーマン、ウォリアーが特に好成績を残した。
 次なる拡張では精霊・ロアが目玉となるが、それはレア以上の話。新キーワード「血祭」は新たなる風を吹き込むだろうか?
 ハンターの復権は? 軽量の獣と武器を得て、ボードの支配者に返り咲くことはできるだろうか?これからのボーンメア杯が非常に楽しみだ。


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